勉強犬
Cくん
Bさん
Aくん
何やら面白そうなお話をしていますね。折角だから、僕個人の考えもここに記しておこうと思います。
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塾って何のためにあるんだろう
目標達成のため
面談で各ご家庭によく言う言葉があります。
「塾はツールです。行ったからオッケー、行かなかったから駄目、というようなものではありません。どんなツールも使いようです。ですから、何のために塾を使うのか、これは最初にしっかりと考えておきましょう」
実際に、入塾が決まれば、目的の擦り合せを必ず行います。これがブレると、あんまりいいことありません。
その目的から、逆算して道に立てる旗のようなものが、目標です。
この目標を達成することが、塾と生徒との共通の目指すべきものとなります。
その目標は人によって様々です。
勉強のこと、学習習慣のこと、勉強の仕方のこと、将来のこと。
一人ひとり違うそんな目標を、一人ひとりに合った方法でサポートしていくのが、僕らのお仕事です。
僕は「塾は何のためにあるの?」って訊かれたら、「生徒の目標を達成(しやすく)するため」と答えるでしょう。
実は答えは人によって変わってくる
もちろん、塾ごとによっても、その目的や目標は異なってきます。
「難関校合格専門」「医学部専門」のように、ある特定の実績を出すために専門特化した塾もあれば、
地域で塾へ通えない子を対象とした無料塾などの試みも増えてきました。
「自習室だけの塾」や「授業をしない塾」なんてのもあります。
すごいですね、多様化していますね。
前述の通り、塾はツールですから、自分の目的や目標に合った塾を選ぶことが大切です。
ただ、一人ひとりのご家庭や生徒が望むものってやっぱり違いますよね。
現代は、そんな多様なニーズに応えられるほど、塾が増えた時代でもあります。塾飽和時代というやつですね。
ということは、人によって「何のために」という理由は変わってくるのでしょう。
塾の「勉強以外の価値」とは?
先程Aくんがこんな事を言っていました。
子どもにとって、塾は大人と関われる数少ない場。
なるほど、親や学校とは違った大人との関わり方ができるのも塾の魅力の一つですね。
確かに、昨今は勉強の目標達成以外にも、「学童の代わり」や「塾のイベントに参加するため」に塾へ通うというご家庭も増えてきたといいます。
「塾=勉強を教える場」とはあながち言えなくなってきたということですね。
塾に対して、新しい価値を感じる人が増えてきたということです。
まとめ
これからもどんどん「塾は何のためにあるの?」の答えは増え続けていくことでしょう。
でも、どんな時代においても、どんな塾の形であっても、大切なのは、そこに格好いい大人がいることだと思います。
自戒を込めて言えば、子どもたちが「あ、大人っていいな」「大人って格好いいな」「大人ってすごいな」と思ってくれたら、それが一番の教育になると思うんですよね。
見かけとかの話じゃありませんよ。実際に格好いいかどうかと言うより、格好良くあろうとしているかどうか、その姿勢が大事なんだと思います。
その姿勢が、子どもたちに伝わることが大事なんじゃないかなぁ。なんて、偉そうに言っているだけじゃなく、僕も姿勢で見せられるように頑張りたいと思います!
「塾って何のためにあるの?」
「その答えは、君が持ってるよ。そんでもってさ、その答えを持っていった先には、その答えが叶う場所と、きっと素晴らしい大人たちが待っているよ。楽しみだね」
勉強犬