神奈川県完全受験マニュアル【神奈川県公立高校入試情報のまとめ】

こんにちは、案内役の勉強犬です。本日は公立高校受験に関するまとめ記事です。

勉強犬

 

私事ですが、神奈川県の受験情報などを載せたブログを書き始めて8年以上の時が過ぎました。

今まで、ブログを通して、多くの出会いがありました。中には当塾に通っていないにもかかわらず、ブログを読んで「受験の際にはお世話になりました。ありがとうございました」と受験終了後に送ってきてくれた方々もおりました。いやいや、こちらこそ感謝です。

微力ながらお力になれているなら嬉しいなと、ここらで一つそれらの情報を見やすく集約してみようと思い、この記事を書くことにしました。

題して、【完全受験マニュアル】。

これを見れば、神奈川県公立高校入試に向けて何をすればいいかがわかる内容にしていきたいと思います。膨大な情報になりますが、なるべくシンプルに要点を説明していければと思います。随時更新予定です。

なお、完全受験マニュアルは3つの大きな章で構成されています。目次から各項目へ飛ぶことも可能ですので、ぜひご活用ください。

 

志望校の見つけ方

まず最初の章は「志望校の見つけ方」です。

今あなたが中学1年生でも2年生でも3年生でも、はたまた小学生でも、高校について知っておくことは損ではありません。情報は多ければ多いほど、自分に合った高校選びがしやすくなるでしょう。

志望校とは、いわば目的地。目的地がないと、どこに向かっていいかわからないですからね。

ただ、目的地がなかなか見つからない場合だってもちろんあります。そんな時は焦って決める必要はありません。

自分の中でハッキリとした志望校が見つかるまでは、「特色検査実施校」とか「偏差値◯台の高校」とか、大雑把な方向が分かればいいです。「この辺りかなぁ」という場所に旗を立てて、そこを目指していきましょう。

それでは、志望校探しの章、スタートです。なお、文字読むのキツイという方には動画でも説明しております。

 

志望校探しの際の注意点

おっと、本題に移る前に注意点を一つ。

念の為最初に断っておくのですが、「偏差値が高い高校」があなたにとって「良い高校」とは限りません。もちろん偏差値が高い高校のメリットは多くあるでしょうが、その高校が自分に合っていなかったら、そのメリットよりもデメリットの方が上回ってしまいます。

神奈川県には魅力的な高校が多いです。雰囲気も全然違います。なので、偏差値だけにとらわれず、「自分に合う高校」という観点で志望校探しができるといいですね。

では、その為に何をどうすればいいでしょうか。本題に移りましょう。

 

注意
「偏差値が高い=いい高校」ではないことを知っておく。

 

志望校探しをするときに知っておいた方がいいこと

まず動き出す前に、基本的な知識のお話です。

現在神奈川県には一部を除いて学区がありません。その一部についても多少入試の条件が厳しくなることはありますが、学区外からの進学も可能です。

つまり、現在の神奈川県の志望校選びは、神奈川県全域の高校が選択肢になるのです。なお、私立高校は東京に出ても問題ありません。

また、神奈川県出身の保護者の方にはよくお伝えをするのですが、昔と比べてイメージを大きく変えている高校さんも多いです。昔のイメージではなく、ぜひ今の情報を集めてご検討ください。参考記事として『今と昔で大違いな近隣高校』を貼っておきますね。

そんなこんなを頭に入れておいて、早速動き出しましょう。

情報収集のコツ

まずすべきは情報収集です。

見学や説明会に行くにしても、すべての高校を回ることはおそらくできません。ある程度に絞り込んでから、実際見に行くのがいいでしょう。

情報収集の手段には、例えば以下のようなものがあります。

 

 

以下のような資料も参考になると幸いです。近隣の神奈川県公立高校を偏差値と雰囲気(個人的意見)で分類した表(2021年度入試用)です。

 

使えるものはどんどん使って、まずは通える範囲にどんな高校があるのかを知っていきましょう。情報量が多くてどうすればいいのかわからないという場合は、立地と校舎はなかなか変えられませんから、そこからチェックするのがオススメです。

場所や鉄道路線から高校を探したいという場合は『場所や鉄道路線から高校を探したい人へ』の記事が参考になるかもしれません。

また、将来なりたいものや行きたい大学がある場合は、「合格実績」も参考になるでしょう。『東大合格実績』や『医学部合格実績』から現実を知っておくことも大切です。

 

見学はなんでもない日がオススメ

情報収集をして、いくつか高校をピックアップしたら、見学に行きましょう。

「見学に行きたいけど、説明会や文化祭やってない」という声も聞こえてきそうですが、説明会や文化祭はその高校自体もよそゆきになりがちです。もちろんそれでも参考にはなるのですが、本気のオススメはなんでもない日にふらりと近くまで行ってみることです。放課後とかいいですね。

立地はどうなのか。交通はどうなのか。道はどうなのか。先輩方はどうなのか。校門はどうなのか。建物はどうなのか。雰囲気はどうなのか。中に入ることはできませんが、外からでもわかることは沢山あるはずです。

納得するまで何度も足を運んでみて、ちょっとずつ志望校を絞っていけるといいですね。

 

最終的な志望校の決め方

見学に行ってみて、志望校がいくつか絞れてきたら、とりあえずはその中で一番偏差値が高いところを目標に勉強を頑張りましょう

志望校の最終決定は受験前の1月末〜2月頭ごろです。そこまでに模試の得点や私立との兼ね合いを見て、どこを受検するのか答えを出さなければなりません。

最後の最後で一番大切なことは、「生徒本人が自分で決めること」です。これができていれば、入試がどんな結果でも、はたまた入った後の高校生活が思い描いていたものとは違っても、それを後の人生で役立つ糧にすることができます。

最終決定の際の考え方のヒントについては『最終的な志望校の決め方』の記事をご覧ください。迷っているときには、記事で紹介している「数値化」がオススメです。

なお、神奈川県は願書を出した後に、一度だけ志願変更ができます。システム的に、志願変更をしたからといって合格しづらくなるということはないので、安心して行いましょう。

 

神奈川県公立高校入試のシステム

さぁ、続いては神奈川県の公立高校入試の仕組みについて説明していきましょう。なるべくシンプルに綴っていきます。詳しくは各種リンク先をご確認ください。

 

神奈川県公立高校入試はいつ?

神奈川県公立高校入試は毎年2月中旬に行われます。一発勝負です。基本的には二日間〜四日間ほどかけて行われます。合格発表は2月末か3月頭です。

入試一日目に5教科の学力検査。二日目以降に面接や特色検査を実施します。長い子は、一日目に学力検査、二日目に特色検査、三日目はお休みで四日目に面接とかあったりします。大変です。

当日のイメージが湧かないという方には、『入試当日の時間割やチェックリスト』の記事が助けになると思います。

なお、入試が受けられなかった子のために、追試などの措置もあります。安心ですね。

また、公立私立すべて不合格になった子のための二次募集というのも3月にあり、そこでは定員割れした高校が再募集を行います。

今は定員割れする高校も多いので、余程のことがない限り「高校生になれない」ということはありません。

 

合否はどうやって決める?

公立高校入試の合否を判断するのは「内申」「学力検査」「面接」「特色検査(一部の高校のみ実施)」です。

各々の得点を、各高校が定めた比率で計算し、それによって求められた合計得点を上から並べて合格を決めます。これが一次選考というものです。定員の約9割がこれで決まります。

残りの約1割は、「内申」を見ない二次選考で決まります。厳密には「資料の整わない者の入試」というのもありますが、これも二次選考と同じく、内申点がなくとも学力検査などの点がとれれば合格できるシステムと認識しておけば良いでしょう。

より詳しく知りたいという方は、『神奈川県入試のシステム解説』をご覧ください。

 

内申の計算方法

神奈川県の高校入試における「内申」の計算方法は、以下の通りです。二期制でも三期制でも135点満点ですが、出る時期が微妙に違います。

 

  • 二期制:二年生学年末(45点満点)+三年生後期中間×2(90点満点)
  • 三期制:二年生学年末(45点満点)+三年生二学期末×2(90点満点)

 

なお、2年生の学年末の内申というのは、前期後期もしくは一学期二学期三学期の総合になりますのでご注意を。後期や三学期だけ頑張ってもなかなかぐんとは伸びにくいです。2年生の頭から頑張りましょう。

こちらもさらに詳しく知りたいという場合は、『評定・内申点の仕組みを塾と学校の先生が説明してみる』の記事をご覧ください。

 

学力検査について

多くの高校では5教科の学力検査が行われます(高校によっては4教科などの場合もあり)。

教科は、英語・国語・数学・理科・社会で、検査もその順番で行われます。作成側としては、各教科平均50点近くになるように作っているそうですが、ばらつきがあります。

神奈川県の問題の特徴としては、文字数が多いことが挙げられます。よく「日本一の文字数」なんて言われますね。

どんな問題か具体的に知りたいという場合は、『入試問題の中身』の記事をご確認いただければと存じます。

なお、神奈川県入試は、採点ミスを防ぐため、入試問題のほとんどがマークシート形式になっております。ニッチな情報ですが『入試のマークシートでシャーペンは使えるか』などの記事もあります。気になったらご覧ください。

下記で対策についてもご説明していきますね。

 

特色検査について

学力向上進学重点校(勉強超頑張るところ)や学力向上進学重点校エントリー校(勉強頑張るところ)、専門学科などの高校では、特色検査が行われます。

ペーパーテストだったり、実技だったり、内容は様々です。

学力向上進学重点校らが行うペーパーテスト式の特色検査は難易度が非常に高く、5教科で(みんなできるから)なかなか差がつかないトップ校受験生たちでも特色検査で差がつくことがあるため、前もっての準備が大切です。

例として『2021年度の湘南高校の特色検査』を載せておきますね。

 

面接について

ほとんどの高校では面接が実施されます。

面接で聞かれる内容は、前もって「選考基準」で知ることができます。また、面接シートの記入は大切ですが、基本的には面接の内容にて得点が決められます

高校によっては毎年面接得点に差がついていないような高校もありますが、去年そうだったから今年もそうなるとは限りませんので、しっかりと準備をして臨みましょう。

面接差がつく高校つかない高校2022』『面接シートの書き方』『面接対策』などの記事が参考になると存じます。

 

公立高校入試のスケジュール感

ざっくりとスケジュールを記してみるとこんな感じでしょうか。

 

情報取得
6月頃
選考基準」が出るので確認する
情報取得
11月頃
暫定倍率」が出るので確認する
決定の時
12月〜1月頃
私立高校専願or内申や模試などを利用して公立高校どこ受けるかを決める
出願&志願変更
1月末〜2月前半
出願をして、「志願者倍率」を確認。必要ならば志願変更が一回だけ可能
いざ本番!
2月中旬
高校入試本番!合格発表は2月末〜3月頭に実施される

 

なお、当塾では、模試に関しては母集団の最も多い全県模試さんをオススメしております。それを軸に、余裕があれば、Wもぎさんやステップ模試などを受けてみるのもいいでしょう。

 

倍率について

神奈川県では11月頃の暫定倍率を含めると、5回倍率が出てきます

 

  • 暫定倍率(11月頃。人気投票的な意味合いが大きい)
  • 志願者倍率(2月。これを見て志願変更できる)
  • 志願変更後倍率(志願変更後に出る倍率。これ以降は気にする必要なし)
  • 受検倍率(実際に受検した人の倍率。ここから辞退などがあると少し変動する)
  • 最終倍率(受験本などに載る倍率。定員割れした高校は1.0になる)

 

倍率はもちろん気になるでしょうが、気にしすぎはいけません。倍率が高い高校は下がりますし、低い高校は上がります。その上げ幅下がり幅は誰にもわからないので、そこを気にして追うよりも、勉強して何倍でも受かる実力を手に入れようとする方が有意義です。

神奈川県公立高校入試では、倍率は高くても2倍です。これは2人に1人が合格できるという数値です。中学受験や大学受験に比べれば決して高くありません。「何倍でも受かってやるぜ」という気持ちで、横目で気にするぐらいがちょうどいいでしょう。

 

私立高校の併願について

念の為、私立高校の入試の仕組みについても簡単に説明しておきましょう。

私立高校には「推薦入試(内申勝負)」「一般入試(内申orテスト勝負)」「オープン入試(テスト勝負)」といった受験方法があります。

私立高校は、もちろん公立高校との併願もできますが、一部の難関校(慶應や桐光学園など)を除けば、その多くは内申点で合否が決まります。俗に言う「滑り止め(公立第一志望で併願する私立高校)」は、内申点が足りていればほぼほぼ合格です。

なので、どこを併願にするかは大体内申点ベースで決まりますが、迷っている場合は『入学金延納オッケーな私立高校一覧』なども参考にして検討すると良いでしょう。

 

 

入試対策勉強法

 

ここからは各教科の入試対策について説明していきたいと思います。

 

狙うは志望校の合格者平均点

入試に臨むにあたって、まず目標を立てましょう。5教科の点数のオススメ目標は、前の年の志望校の合格者平均点です。

合格者平均点とはその名の通り、その高校に合格した子たちの平均点です。受験本などで確認することができます。下の表の()内の点数がそれに当たります。

 

大幅な難易度変更がない限り、たとえ内申点が足りなかったとしても、この合格者平均点を越えるとおそらく合格できるんじゃないかと言われています。

なので、一旦の目標はこの合格者平均点でいいでしょう。この目標点をクリアすることを意識して、過去問や模試に挑んでいきましょう。

では次に「目指す高校別(得点別)」に受験勉強の仕方を見ていきましょう。

 

目標点が400点前後の高校(地域トップ校など)を目指す場合

まずは、学力向上進学重点校やそのエントリー校に代表される地域トップ校を目指す場合についてです。5教科の得点でいえば400点以上が目標になる場合ですね。

偏差値別得点』を見ても分かる通り、偏差値65を超えてくる受験生たちでは、教科の特性上、英語と国語と数学で差がつきにくいです。ざっくり言えば、英語と国語はみんな点数がとれて、数学はみんななかなか点数が伸びないからです。となると勝負は理科社会になってきますね。

というわけで、入試対策の勉強としては、まず早めに英語国語数学を固めて、冬はその3教科は総合問題演習をし、なるべく多くの時間を理科社会にかける方法がオススメです。

英語や数学といった積み重ね科目は、各単元の理解を積み重ねた上で、総合問題演習を行うことで一番力が伸びます。ですから、早めに中学3年間の内容を終わらせて、3年生の秋冬は実際の入試問題などを使って総合問題演習に時間をかけたいですね。

 

普段
予習
ガンガン先へ進める(7〜8割の理解のイメージ)。読んで勉強を進める練習にもなる
テスト前
単元ごとに固める
学校のテスト対策期に各々の内容を100パーセントに近づける。範囲内の入試問題に触れるのも良い
入試前
総合問題演習
全国の入試過去問題など総合問題で力をつける

 

みたいなイメージです。

普段の予習では動画を使っても良いんですが、「読むこと」が勉強の基本になるので、参考書など読んで予習を進めるのが一番の理想です。結局その方が早いですし、「読んで勉強を進められる力」はトップ校の生徒になってからも役立ちます。

入試前は「毎日やること」「その日のメイン」のように分けて時間を使えるといいです。「毎日やること」には英語や国語や数学の演習(入試問題一問など)がオススメで、「その日のメイン」では理科や社会や苦手なものにがっつり時間を使えるといいですね。

休日には、過去問などを利用して通しで入試を体験するのもいいですね。一度解いた過去問は、単元別にして串刺し形式でも使えます(関数の問題だけ解くとか、長文だけ解くとか)。また直前に自分の力を測れるように、一年度分は5教科手つかずでとっておくといいでしょう。

 

目標点が350点以下の高校を目指す場合

神奈川県高校入試において、中堅校などを目指す場合の戦略は、「正解できそうなところから固めていく」ということです。

例えば、数学がわかりやすいですね。数学は正答率60%以上の問題をきっちり正解できればそれだけで50点取れます。こういった取れるところを取るという考えが大切です。

苦手な教科であればあるほど、正答率が低い難問に時間を使うのではなくて、正答率が高そうな問題に時間をかけていきましょう。

そんなわけで、理科や社会はまず得意な単元から固めていきましょう。詳しくは下記で教科別に説明したいと思います。

入試前は「毎日やること」「その日のメイン」のように分けて時間を使えるといいです。「毎日やること」には英語や国語や数学の演習(入試問題一問など)がオススメで、「その日のメイン」では「できそうでできないところを固める」のにがっつり時間を使えるといいですね。

休日には、過去問などを利用して通しで入試を体験するのもいいですね。一度解いた過去問は、単元別にして串刺し形式でも使えます(問2の問題だけ解くとか、化学の問題だけ解くとか)。また直前に自分の力を測れるように、一年度分は5教科手つかずでとっておくといいでしょう。

参考までに『入試数学で60点以上取る方法』『入試英語で60点以上取る方法』の記事を置いておきます。

 

教科別対策

それでは改めて教科別に対策を見ていきましょう。

 

英語

英語は偏差値上位と下位で最も差がつく教科です。上位はみんな点数を伸ばします。トップ校を目指す子はまず英語を固めねばなりません。逆に、目標点が60点以下で良いのであれば、リスニングや簡単な長文問題など正答率高めの問題を落とさないよう練習しましょう。

英語をスポーツとして考えれば、文法はルールです。ルールを知らなければ試合に勝つことはできません。文法には以下のようなものがあります。すべて説明できるようにしておきましょうね。

 

 

でも、スポーツをする上で、ルールよりも試合の勝ち負けを左右するものがありますよね。そう、フィジカルや運動神経です。英語で言えば、それは単語です。結局単語を制した者が英語を制します。単語練習は、自分に合う自分が覚えやすい方法を早く見つけられるといいですね。

本番の時間の使い方としては、問1リスニングを10分、問2〜問5までをなる早(理想は8分以内)で終わらせて、残り時間を長文につぎ込めるといいですね。

入試英語で60点以上とる方法』でも説明している通り、長文の配点が大きいので、単語と文法をなるべく多く頭に入れて、英語の文章を読む練習をしていきましょう。

入試で重要というのはもちろん、高校入学後、おそらくどの高校でも授業数が一番多いのが英語です。大学入試でも、文系でも理系でも英語は使います。英語が苦手なままだとこの先不安です。この受験を機に、英語アレルギーを持っている方は消し去りましょう。

あ、最後におせっかいかもしれませんが、英語や国語といった言語系教科は、少しでもいいのでなるべく毎日触れましょう。リスニングも読解も慣れちゃうのが一番です。

より細かく英語の入試問題について知りたいという方は『正答率表から見る英語の特徴と対策』をご覧ください。

 

国語

国語は割と平均点が高い教科です。逆に言えば、国語で点が取れないと差がついてしまいます。

問1の漢字は「読み」が重視されます。教科書末の漢字はすべて読めるようにしておきましょう。

古文は、高校の古文と違って、なんちゃって古文です。恐れることはありません。注釈や現代語訳や選択肢を駆使して、本文を読み取りましょう。対策は『大問先生の国語古文対策!』を参考にしてください。

小説文や説明文で問われるのは、「国語力」です。国語力とは、「相手の求めるものを返す力」のこと。そして、この場合の相手というのは出題者のことです。出題者が求めている答えを、本文の中から探すのが入試国語です。そのことを頭に置きながら、読解の練習を進めましょう。過去問などをやった時に、「なぜその選択肢が正解なのか」「なぜこの選択肢は間違いなのか」を説明する訓練をしておきましょうね。

細かい傾向などは『正答率から国語問題分析』の記事をご確認ください。英語同様、国語で点が取れないという子はなるべく毎日練習しましょう。

 

数学

数学は偏差値上位層も下位層も平均点が50点前後に集中しやすい教科です。それは正答率高めの問題と正答率超低い問題が極端なせいです。詳しくは『正答率から数学問題分析』の記事をご覧ください。

ただ、これを緩和しようとしている節も見受けられます。具体的には、真ん中ぐらいの正答率の問題を増やそうとしているんじゃないかと踏んでいます。

というわけで、トップ校を目指す子は、なるべく捨て問を作らず練習していきたいですね。ただ本番でどこから解くか(どこを飛ばすか)は問題を見て決められるように訓練しておいた方がいいかもしれません。得点できそうなところから解いていきましょう。

上記でも説明しましたが、トップ校を目指す子たちはなるべく早く中3までの範囲を終え、総合問題演習を行なうのがオススメです。全国の入試問題が掲載されている全国高校入試問題正解などの市販教材が使えるでしょう。

逆に数学が50点前後でいい場合は、図形や応用問題の練習より先に、計算単元をひたすら練習して、「計算は絶対大丈夫」という状態を作っておきましょう。具体的には、平方根や二次方程式の簡単な文章問題までは得点できるようにしておきたいですね。そこを軸に少しずつできる範囲を増やしていきましょう。『数学で60点以上取る方法』もぜひ参考にしてみてください。

あ、『大問先生の数学確率対策』もお見逃しなく。

 

理科

理科の入試問題は、基本的に4分野(物理化学生物地学)×3年分の12単元(+科学技術・環境の単元)からランダムに出題される感じです。

 

 

 

問1から問4までは各分野の小問、問5以降は各分野の大問という形式です。知識横断問題はそんなにありません。

ですから、対策としては、「この単元が出たら大丈夫」という単元をどんどん増やしていくことです。なので、苦手分野は後回しにして、得意分野から固めていきましょう。あとは時間との勝負です。

なお、積み重ね要素の少ない理科でも、化学は3年間のつながりが深く積み重ねが必要です。得意か不得意かで、先にやるか後回しにするか検討するといいでしょう。

対策の参考になりそうなリンクを貼っておきます。『大問先生の生物植物対策』『大問先生の地学岩石火山対策』『大問先生の地学地震対策』などは読んでおいて損はないはずです。

化学反応式、人体、化石、動物の仲間分け、植物の仲間分けが苦手という方は、以下のプリントも活用してみてください。

 

 

 

 

 

社会

社会の入試問題は、例えば問1が世界地理、問2が日本地理、問3が江戸までの歴史、問4が近代の歴史、問5が政経、問6が公民、問7が知識横断的問題のように、多少単元と単元が混じった問題はありつつも、基本的には各々の単元が独立しています。

というわけで、理科同様、得意分野から攻めていくのが良いでしょう。得点できる単元を信長の野望のように増やしていくのです。

また、『最近の社会の入試問題を比較してみる』の記事にあるように、近年社会は簡単な入試問題が続いていますが、選択肢の難易度を上げるだけですぐ難しい問題にすることができるので、難易度の高い問題(2018年度ぐらい)を想定して勉強を進めていけると良いでしょう。

社会もいくつかプリントを作成しました。勉強のお供になると良いです。

 

過去問の使い方

この章の最後は過去問の使い方です。

過去問アドベンチャー』でも説明していますが、過去問には多くの使い道があります。ただただ入試形式で一回解くだけで終わらせるのは勿体無いです。

例えば、一度解いた過去問は、単元別にして串刺し形式でも使えます(問2の問題だけ解くとか、化学の問題だけ解くとか)。それも何周もできるといいですね。

また、入試直前に自分の力を測れるように、一年度分は5教科手つかずでとっておくことを忘れないようにしてください。ガチンコで志望校に合格できるかやってみるといいです。

目標点数に応じて『入試過去問は全部の問題を解く必要はない』の記事も参考にしてみてください。

 

あとがき

 

さぁ、見ていただくと分かる通り、超長文を勢いに任せて、一気に書いてきてしまいました。字数は一万字を超えている様子です。はたして全部読んだ方はいるのでしょうか。なんかごめんなさい。

こんな長文乱文の拙い記事でも、どこかで誰かのほんのちょこっとお役に立てたなら幸いです。

なお、この記事は随時追記していく予定です(まだ増えるのかよ)。もしかしたらまた別のまとめ記事を作るかもしれません。その際はブログでお知らせするので、ぜひチェックしてみてくださいね。

それでは、そろそろこの記事を締めましょう。

すべての受験生が、ベストを尽くせますように。藤沢のはじっこから、そんな心からの祈りを込めて。

ありがとうございました。