数学・英語・理科の電車風学習系統図の使い方説明書

こんにちは、勉強犬です。本日は「学習系統図」についてのお話。学習系統図って、そもそも聞いたことあるかな?

勉強犬

 

学習系統図というのは、学習の内容を、そのつながりを踏まえて図示したものです。それを確認することで、全体を俯瞰で捉えることができ、各単元のつながりにも気付けて理解が深まります。

また、学年と併せて表記することで、いつ何を学ぶかが把握しやすくなり、受験勉強の際の知識の整理にも有効です。

今回はその学習系統図を、「電車路線風」にしてみました。元々は電車好きの生徒のために作成したものですが、自分が一番楽しんでいたのは内緒です。それでは早速中身を見ていきましょう。

 

学習系統図で成績アップしよう

数学の電車風学習系統図

まず最初にご紹介する学習系統図は数学です。

メインである「数学」の線は、中学一年生から中学三年生までの内容を中心に記してあります。教科書によって多少の変更がありますが、おおまかな流れは変わらないかと。加えて、小学生の算数内容や高校生の内容も少しだけ表記してあります。

各線の説明もしておきましょう。赤い「入試50点」の線はその名の通り、ここをやっておくと入試で50点狙えるよという部分です。その下の緑色の「計算ライン」と被っているところが多いので、計算の重要性がわかりますね。下に「グラフライン」「図形ライン」と続いて、一番下が「あなたの道」となっています。やったところを塗り潰すなり、自由に使っていただければ幸いです。

また、図でドクロマークがついているところが注意ポイントです。中1でいえば、文字と式。中2でいえば、合同(証明)。中3でいえば、平方根などが新しい概念や知識が必要で、躓きやすい単元として挙げられます。

数学算数は積み重ね科目。前の内容がしっかりできていないと、次の内容にも大きく影響します。躓きやすい単元には注意して、焦らず理解を深めてから先へ進みましょう。もちろん、ここのところは個人差もあるでしょうから、参考程度にみていただければ幸いです。

数学学習系統図PDF

 

英語の電車風学習系統図

続いては、英語です。

英語に関しては、教科書毎に文法の進め方がだいぶ違うので、藤沢市で採択している三省堂さんの「NEW CROWN」の進み方を参考にしました。教科書本文には文法が入り混じっていますが、ここではわかりやすいように各々の文法ごとに並べてあります。一つずつ確認して説明できるようになれると良いでしょう。

ここでも躓きやすい単元にはドクロマークがついています。一年生では三単現のs。二年生では不定詞。三年生では過去分詞形を使った文法など。また、暗記量が増える青い吹き出しマークがついている単元も要注意ですね。

英語も数学同様積み重ね科目ですから、この道の何処かで一度でも「わからない」「苦手だ」となると、その後の勉強にも間違いなく悪影響です。丁寧に一つずつの文法の理解を深めていきましょう。この表の各文法の名前を見て、自分自身で説明できるかどうか試してみるといいですね。

英語学習系統図PDF

 

理科の電車風学習系統図

 

最後は理科です。

理科は大きく分けて「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野を、各学年で1つずつ学びますので、4✕3で12単元(+α)のイメージです。昔は「物理」「化学」が一分野、「生物」「地学」が二分野とされ、教科書も分けられていましたが、今は学年別の教科書が主流です。

理科といえば難易度が高いイメージがありますが、数学や英語と違って積み重ねの要素が少ないので、テスト対策や受験勉強などは比較的実施しやすい科目です。ただ、ドクロマークがついているような単元はやはり理解するのが難しいため、人に聞いたり調べたりして、自分なりのイメージを持てるようにしておきましょう。字面だけ知っておくだけでは太刀打ちできません。

入試対策では、この系統図の単元を一つずつ塗りつぶしていくようなイメージで、単元ごとに知識を整理しながら進めていきましょう。幸い入試問題も4分野に分けて作られていますので、対策が楽かと思います。

この系統図が、その時の助けになれば嬉しいです。

理科学習系統図PDF

 

まとめ

学習系統図は各教科の目次のようなものです。

本や物語を読む時も、目次である程度のことを把握してから読んだほうが理解が深まりますよね。目次を意識しながら、辿り着いた単元には「あなたの道」LINEにスタンプでも押していきましょう。自分の足跡を可視化することで、達成感にも繋がります。

そんな風に使っていただけたら、きっと学習系統図たちも喜ぶと思います。

 

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勉強犬