Cくん
そんな風に、中3で頑張って内申を上げて、私立推薦をとったCくんが訊いてきました。
「世の中そんなに甘くないぞ」という意味も込めて、全国のCくんに向けて、そこで説明した内容を綴っておきます。
神奈川県公立高校入試に使うのは、2年と3年の内申!
これはCくんもご存知の通り。ですが、一応記しておきます。
神奈川県公立高校入試には、中学2年生と3年生のときの内申が使われます。
もう少し具体的に言えば、「2年生の学年末の内申」と「3年生の後期中間(3期制の場合は2学期末まで)の内申」ですね。
もっと細かく言えば、「2年生の学年末の内申」とは、前期・後期(もしくは1学期・2学期・3学期)の総合で出てくるもので、後期のみや3学期のみの結果ではありません。
また、入試には内申が問われない「二次選考」という仕組みもありますが、これで合格するのは合格者の1割未満。やっぱり内申はあるに越したことはありません。
入試のシステムの詳しくは、こちらの記事をご参照下さい。
評定・内申点の仕組みについて、塾と学校の先生がわかりやすく説明してみる
大学の推薦入試に使うのは、高1から高3の夏までの評定平均!
Cくんに説明したメインのお話はこちらです。
タイトルは、「高校生になったら、3年生になって頑張る!は使えないぞ。だって…」に続く文言ですね。
大学の推薦入試に使うのは、高校1年生から高校3年生の1学期までの成績です。
二期生の学校の場合でも、夏までの成績で判断されます。
この成績のことを「評定平均」と言い、全科目の評定の平均の数値となります。
ちなみに、高校の普段の評定が5段階表記でなくても、5段階の数値に直して算出されます。
上記の通り、3年生は評定はほとんど計算に入りませんので、平均にした時の影響の割合は少なめです。
逆に、1年生の評定はど頭から入りますので、最初から気は抜けません。
まぁ、たとえ入試に関係なくても気は抜くなと言いたいですが、危機感によって行動が変わるCくんタイプの子もいるでしょう。
改めて、お伝えを。
推薦に必要な成績に入る1年時の頭から、フルスロットルで頑張って、しっかり評定をとっておきましょう。
習慣を絶やさぬように
中3の冬は、高校入試に向けて、自然と勉強量が増えている時期かと思います。
入試が終わって、一息つくのはもちろんいいですが、それが二息にも三息にもなりすぎないように。
せっかく作った勉強の習慣を、ほんのちょっとでもいいので継続させて、高校生活をスタートさせましょう。
勉強犬