勉強犬
当塾では、インプットとアウトプットにこだわりを持って学習を進めてもらいます。
まずはその効果と理由についてお伝えしていきましょう。
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インプットとアウトプットのお話
そもそもインプットって何?
インプットとは、外部にあるものを自分の中に取り入れることを言います。元々の意味は「入力」です。
取り入れるものとしては、知識や経験、感想などが多いでしょう。これが多ければ多いほど、思考するときに材料が多くなるということです。的確な答えを導き出しやすくなるわけです。
実際の動きでいえば、本や教科書を読んだり、単語を暗記したり、ネットで物事を調べたりというのがインプットに当たります。
インプットは言わずもがな、勉強においても大切です。知らないことを知るというのが勉強の基本ですから、そもそも勉強はインプットなしでは成立しません。
逆を言えば、インプットが上手にできるようになれば、勉強においての目標達成が近付くということです。
では、インプットを上手にするにはどうしたらいいでしょうか。
インプットには「量と質が大事」とよく言われます。しかし、語弊を恐れず言わせてもらえば、圧倒的な量が質を作っていくのです。
簡単に言えば、「まずは質にこだわってないでやってみろ」ということです。よく考えてみれば、何事も最初から質が求められるわけがありません。
やっているうちにだんだんと良質な方法がわかってくるのです。まずは手や頭を動かすこと。これがなくちゃ、始まりません。不器用でも下手くそでも、まずは動くことです。
とはいえ、「とにかく量を!」では雑なアドバイスすぎるので、以下にインプットのコツをいくつか載せておきますね。
個人差がありますので、色々試しながら、自分に合うインプット方法を見つけていきましょう。
効果的なインプット方法
- 自分と結びつけて取り入れる
- 繰り返す(脳へこれが大事だよ!とメッセージを送る)
- 感情とセットで取り入れる
- リズムと一緒に取り入れる
- 実際にものに触って体感しながら取り入れる
そもそもアウトプットって何?
続いて、アウトプットのお話です。
アウトプットは、「出力」のことで、つまり自分のうちにあるものを外に出すことを指します。外へと出される方法としては、言葉だったり、表現だったり、結果だったり、動きだったりします。
実際の動作でいえば、問題を解くことや人に説明すること、歌うことや走ることなどがそれに当たるでしょう。
インプットと同様、日常ではもちろん、勉強においても大切な力であることは言うまでもありません。うん、言ってしまっていますが。大体の勉強の結果というのは、アウトプットしたもので判定されますからね。
このアウトプットも、まずは質より量を狙って動くことをオススメします。インプットと同じように、こちらもやっていけばだんだん上手くなります。
具体的には、学んだ内容を誰か他の人に説明すると言うのをオススメします。人に説明すると言うのは高度なアウトプット。これに慣れてくると、インプットとアウトプットの質が上がっていきます。きちんと理解していないと、相手には説明できませんからね。
あ、「他の人に説明する」とは言いましたが、適当な相手が見つからない場合は、もう一人の自分に説明するイメージを持ちましょう。「もう一人の自分」というあやしげなワードが出ましたが、決して変な意味ではありません。その学びを得ていない数分前の自分に、自分だったらどう伝えるかなと言う思考訓練をするということです。それを繰り返すことで、アウトプットの質が高まります。
詳しくは「アウトプット大全」という本がオススメです。
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インプットとアウトプットを同時に行おう
ここまで読んできて「ん?」と思った方もいらっしゃるとは思いますが、厳密には、インプットとアウトプットの境目なんてものは非常に曖昧です。
人はインプットしながらアウトプットしているし、アウトプットしながら目の前の体験をインプットしているのです。
そして、実はそれこそが理想系でもあります。インプットとアウトプットを同時に行うことは、誰もが行なっていることではありますが、それは意識してではないことが多いです。
それを意識して行うことが、質のいいインプットとアウトプットに結びつきます。つまりそれは、効果的な勉強法ということです。
それでは、そんな情報を踏まえて当塾の取り組みをご説明致します。
それを踏まえて当塾で行うこと
インプットの時間とアウトプットの時間の確保
当塾では、「インプットの時間」と「アウトプットの時間」をきちんと確保し、折角の勉強がインプットだけで終わってしまわぬように注意していきます。
当たり前ですが、「わかった」だけでは、実力やテストの点数は上がりません。しかし、多くの教育現場では、時間等の関係から「わかった」までで指導を終えてしまうことも少なくありません。
先生がわかりやすい説明をすれば、生徒は簡単に「わかった」の状態を手に入れることができます。ここまではそんなに難しいことではありません。ただ、じゃあそれがテストの時に一人でできるのかと言えば、それはまた別のお話。そこでしっかり成果を出すためには、「わかった」の後に立ちはだかる「できる」を手に入れなければなりません。
それは、「わかった」ものをひたすらアウトプットすることで手に入ります。問題演習を繰り返し、授業の最後や次の授業時に誰かに説明をすることで、「できる」を強化していきます。
もちろん、前述の通り、「インプット」と「アウトプット」を分けて行うのではなく、同時に行うこともここに書き記しておきます。
未来に役立つ力を身につける
インプットとアウトプットは、勉強だけでなく、日常生活でも、将来の社会生活においても、ないがしろにはできない大切な要素になります。
今、「勉強」という一つの競技の中で、目標達成に向けてインプットとアウトプットの力を磨くことは、子どもたちの輝かしい未来の中にあっても、決して無駄になることはないでしょう。
そう、今の頑張りは、きっと今だけじゃなく、未来にも役立つ。
そんなことを心がけて、日々の指導にあたっていきたいと考えています。長々と失礼しました。
勉強犬