地図には浪漫があります。
地図を広げて、その日自分が通った道を眺めたり、行ったこともない場所に想いを馳せたりしていると、いくらでも時間が潰せます。たった一枚あれば、空想の世界にどっぷり浸ることができます。
楽しみ方は空想だけじゃありません。例えば最近私がハマっているゲーム(ゼルダの伝説)でも、地図を見ながらあれこれ探す楽しみってあるんです。地図を見て、「ん?なんだここ?」って思ったところには、大体なんかあるんですよ。
現実でも一緒ですよね。地図を見て「面白そうだな」と思ったところに行ってみると、やっぱり面白かったりします。つまり、地図は楽しみへの手掛かりになるんです。
そんな地図の最たるものが地球儀です。最も大きな視点で世界を見渡せます。今のところ宇宙儀って見たことありません。調べたらちょこっと出てきたんですが、今日は無視をしましょう。見たことありません。
卓上で世界を旅できる地球儀は、あなたに多くの楽しみへの手掛かりをくれることでしょう。一家に一台あると良いですね。時には話のネタに、時には学びの道具に、そして時には素敵なインテリアにもなるんですから。
というわけで、本日のテーマは地球儀です。今日は少し不思議な地球儀をご紹介します。その名も「ほぼ日のアースボールジャーニー」。糸井重里さんのほぼ日さんが作っている、AR技術を使ったやさしくつよくおもしろい地球儀です。
目次 非表示
ほぼ日のアースボールジャーニーでできること
では、ここから、アースボールジャーニーにできることを説明していきますね。
説明や紹介にはだいぶ主観が入っておりますのでご容赦ください。一つの意見として参考になれば幸いです。それでは早速。
上質なインテリアになる
「いきなりそれかい」と思った方、だって見てください。
なんてオシャレなんでしょう!ただ置いてあるだけでこの存在感。なんと材質は紙です。歪みのない正確な地図を表現するために日本国内の工場でプレスクラフト製法によりひとつひとつ丁寧に製造しているのだとか。神です。
うんうん、そして言いたいことわかります。もっと近付けってことですよね。
近付いてみました。やっぱり素敵!オシャレなだけでなくて、直径20cmの球体の中に国の名前や首都がちゃんと細かく描かれています。今回のアースボールの特徴は国ごとに色分けされているってことでもありますね。
反対側に来ました。いやー、うっとりしますね。そういえばアースボールを支える台座は天然木材。こだわりを感じます。しかも、地球儀を回すとしばらくくるくると回り続けます。よくできた相棒です。
これ、いつまでも見ていられますね。
普段インテリアとして飾っておいて、調べ物したり話のネタにしたりしたい時は手に取って質感を楽しみ、暇な時はくるくる回してうっとり。完璧です。
というわけで、本日は見て素敵、触れて素敵、飾って素敵、素敵だらけな地球儀の紹介でした。
…違いました。アースボールの真価はここからでした。なんとこの地球儀、スマホやタブレットのアプリを使ってさらに面白くできるのです。
学びの道具になる
アースボールが他の地球儀と大きく違うのはここからです。
アースボールは専用のアプリを使うことで、より素敵に、より面白くなります。専用のアプリの使い方は「アースボールアプリのダウンロードの仕方と使い方」でご覧ください。
まぁ、これは説明するよりも実際に見ていただく方が早いかもしれませんね。百聞は一見に如かず。こちらをご覧ください。
どうやら不適切な動画が出回ってしまったようです。すみません。気を取り直して。
どうですか、地球儀の色が変わっていますよね。これは世界の地形を表示させています。こんな風にアプリを使うことで様々な情報を地球儀に表示させることができるんです。
とにかく機能が豊富なのであれも紹介したいこれも紹介したいとなりますが、ここは塾の先生として、特に学びに使えそうなものを抜粋してご紹介しますね。実際の機能はぜひお手に取ってご自身で確かめてみてください。
地形がわかる!
前述の通り、世界の地形がわかります。「世界の地図帳」という機能で「地形」を選ぶか、「でこぼこ地球」で地球の凸凹具合を確かめるのも良いですね。
適切なところを押せば、ちゃんと説明も出てきます。
この情報を見て「アマゾンすげー」ってなったら、目の前の地球儀で探しに行けるわけです。
このネットとリアルの行き来がいいですよね。ネットだけで探すと仮面ライダーとかショッピングサイトにハマってしまう危険性もありますからね(ない)。何より、こうやって自ら動いて取りにいった情報って忘れにくいんです。
天気がわかる!
なんと世界中の天気もわかります。天気予報とかでよく見るあの雲の動きなどをほぼほぼリアルタイムで覗くことができます。
雲や雨の動きが可視化できるので、小学生や中学生にも教えやすいですね。世界の暑さ寒さや気候区分なども一目瞭然。これは地理の授業で大活躍です。
地球全体を眺めながら、明日や来週の天気の予想してみるのも面白いですね。
国がわかる!
「世界の国々」や「こっきっき」という機能で、世界の国や国旗について調べたり学んだりクイズしたりすることができます。こちらも押すとこんな感じで説明が。
すごいですよね。「本州より少し小さい」とか解説が丁寧で良いんです。
また、「世界の朝ごはん」機能を使えば、表示されているのがどの国の言葉と朝ごはんなのか家族で早押しクイズができます。楽しみながら学べるって最高じゃないですか。
さらに「世界の地図帳」を使えば、ニュースでよく聞くNATOやASEANにどの国が所属しているかもわかります。これは授業で説明する時にも助かります。
世界遺産だって出てきますよ。
ここでも気になったらクリック!
至れり尽くせりですね。ありがたい機能はまだまだあります。続けましょう。
世界の情報がわかる!
このアースボールを使って手に入れられるのは、国ごとの情報だけではありません。我々は地球という船に乗ったワンチーム。もっと横断的に世界を見てみましょう。
「世界の地図帳」を使って、宗教の分布を見てみました。これを見ると、仏教やキリスト教にも種類があることがわかります。ここきっかけで宗教の成り立ちや種類を調べてみるのも良いですよね。
人口密度もわかります。どんな場所に人が集中しているか見やすいですね。ちょっと余裕がある方は、ではなぜそこに人口が集中しているのか考えてみるのも面白いです。「なぜ?」を追求する姿勢って、勉強においてはとっても大切なことですからね。
他にも、火山の分布や主食の違いを確認することもできます。あ、そうだ。こんな可愛いのも。
こんな怖いのも(笑)
動物に心を癒されたり、古代に想いを馳せたりするのも良しです。
こんな使い方も!
ほぼ日のアースボールには多彩な使い方がありますが、最後に個人的に面白いなと思ったものを紹介していきましょう。
あら、アースボールが月になりました。くるくる回せば月の裏側が確認できます。普段月は地球に向かってずっと同じ方向を見せているので、月の裏側は貴重ですよ。うさぎさん居るかな。
春と夏と秋と冬の日照の違いを確認することもできます。天気と同様、サクサク動きます。ちゃんと軸もあって説明もしやすいです。
世界時計にもなります。時差の説明をする時に役立ちそうです。
他にも、塾での活躍の場としては、中学の天体を説明する時のまんま地球役としても役立ちますし、数学の球の説明にも役立ちます。
安いものではないので、ちょっとコストはかかりますが、ご家庭や教室に一台置いて、元を取るぐらい学んだり楽しんだりできると良いですね。
他のほぼ日のアースボールとの違い
実はこのアースボール、他にも種類があります。
『アースボールの説明』でも確認ができますが、今は本日ご紹介した「アースボールジャーニー」の他に、国境や国の名前などがない「アースボール」、蹴って遊べる「アースボールプレイ」があるそうです。
当塾でも一昔前のアースボールを活用させていただいておりました。『ほぼ日のアースボールの塾での使い方』でその模様が確認できますが、そちらは空気を入れるタイプで、近年は空気がすぐ漏れてふにゃふにゃになってしまうことが多く、困っておりました。
そんな時に運よく出会えたアースボールジャーニー。長い付き合いになるよう、大切に使っていきたいと思います。前のものみたいに投げたりできません。
その代わりに置いてあるだけでワクワクするので、もうずっと眺めちゃいそうです。もちろんそれだけじゃなく、しっかり活用して生徒たちと世界を巡りたいと思います。
このワクワク感がこの記事から少しでも伝わりますように。
さぁ、この長い記事をここまで読んだあなたはもうほぼ日のアースボールを買ったも同然です。
上記の通り、アースボールジャーニーは少しお値段も張るため、自分に合うものを他の種類から選ぶのも良いですね。
あなたの地球儀ライフ、応援しています。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
地球は丸いって奇跡ですよね。