勉強犬
当塾から距離的に一番近い高校が湘南高校です。
言わずと知れた神奈川県のトップ校の一角ですね。「3兎を追う」という精神が有名で、行事・部活・勉強すべてにフルスロットルというとにかく忙しい学校です。
当塾の先輩も何人か在籍していましたが、勉強だけでなく、運動や実技などいろんなことに興味関心が持てる子が多い印象です。ピアノやスイミングを習っていた子も多いみたいですね。
本日は、そんな湘南高校を目指すにあたってどんなことが必要なのか、なるべく細かく書いてみました。あくまで一個人の意見ですので、何かしらが参考になれば幸いです。
それはもちろん険しい道ですが、その道中すら楽しむのが湘南生っぽさです。
実際の先輩の声はこちらでご確認ください。
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湘南高校の目指し方

一番上の左側にあるのが湘南高校です。全県模試における偏差値は70以上。内申はほぼオール5、500点満点のテストでは450点近くが必要になります。
そんな湘南高校に行くためには何が必要なのか、時系列で順を追って説明していきましょう。一覧表には入りきらなかった小学生の頃に何をやるのがオススメなのかについても記載しておきます。
小学生低学年
ここでいう小学生低学年というのは小1〜小3のことです。その頃にこういうことをやっておくといいんじゃないかというものを記しておきたいと思います。
まず一番は「とにかく外で遊ぶこと」です。大いに遊べという話です。自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の手で触って、そういう体験に勝るものはありません。
ちょっと難しいことを言えば、そうすることで自分の中に「具体」が増えていって、それが想像力や思考の礎となります。いろんな場所へ行って、いろんな体験をしましょう。そうして自分の世界を広げておけば、心も学力も鍛えられます。
もう一つ大事なことは、「努力に価値を持つ」ことです。人に厳しくされるからやる、ではなく、自ら困難な道を選び歩を進められる、そこに価値をおける価値観を持ちたいです。
それでは、そんな価値観を子どもが持つために、周りの大人はどう関わっていけばいいでしょう。
私の好きな考え方に、「beの理論」というものがあります。
beとはbe動詞のbeで「存在」を指します。「beの理論」とは、まずは存在承認をしましょうということです。
生まれてきた時には「生まれてきてくれてありがとう!」と誰もが存在を承認されます。しかし、時が経つにつれ「立った!」「歩いた!」と行動承認(do)が多くなり、さらに時が経つと「テストで点取った!」「良い記録出した!」と結果承認(have)が多くなっていきます。
行動や結果は誰でもいつでも認められるわけではないので、こればかりしてしまうと失敗を恐れたりできることしかやらなくなったりしてしまう傾向が強まるんですね。
子ども自身が「ここにいていいんだ」「私は私のままでいいんだ」という認識ができれば、自然に挑戦やそれに伴う成長の機会は増えていきます。あくまで理論上の話ではありますが、あながち間違っていないんじゃないかなと個人的には感じています。
まとめましょう。
・よく外で遊ぶ
・努力に価値をおける価値観を持つ
小学生高学年
小学生高学年でやっておくといいことは、ちょっと増えます。ここから本格的に学習面での強化が必要になってきます。
まず毎日勉強の習慣をつけたいです。勉強する上で、最強の味方になるのが習慣です。習慣にすると、「やるかどうか」迷いません。余計な精神力を消費せずに済みます。習慣になったことは楽にスタートできるので、勉強の負荷も減ります。いっぱい勉強しなくちゃいけませんから、楽にできるようにしておくことは大事なことです。
次に、ただやるだけではなく、成長できる勉強の仕方を身につけましょう。勉強とは、できないものをできるようにすることです。知らないものを知る、覚えていないものを覚える、自力で解けないものを解けるようにする、できることをもっと早くできるようにする、これらすべてが勉強です。そんな勉強において、自分が成長するやり方を早く見つけたいです。それによって効率的な勉強ができるようになります。
どうやったら早く覚えられるのか、どうやったらスピーディーに解けるようになるのか、まずはそんな意識を持てるようにしましょう。ゲーム感覚ですね。その上で量をこなして、自分なりの必勝パターンを見つけていきましょう。
さて、ちょっとここで休憩です。ここまで読んできてすでに感じている方もいるかもしれませんが、今回の記事、長いです。でも、安心してください。神奈川県の入試問題はもっと長いです。その文字数は日本一。これぐらいの文章で「うわっ」となってしまうと、入試でいい戦いができないのです。
というわけで、次に大切なのが「国語力」です。国語力とは、相手の求めるものを返す力のこと。入試における相手とは「出題者(問題を作る人)」です。出題者の意図を汲み取って、問題を解けるようになれば、凡ミス(重大ミス)も減っていきますし、人より多くのヒントを得ることもできます。国語力について詳しくは『国語力とは何か』の記事で解説をしています。
湘南高校を目指すとなると、英数国理社の他に特色検査という難しいテストも受けなくてはなりません。こちらの平均は年にもよりますが50点前後です。興味があれば早めに過去問など見てみましょう。
そんな特色検査を攻略するために必要なのは、難しい問題や多くの思考が必要な問題に楽しみながら取り組めることです。嫌々取り組んでいては身が持ちませんし、頭も働きません。難しいし、大変ですし、疲れますが、心のどこかに楽しむ気持ちは持っておきたいです。
解くものとしては、私立中や公立中高一貫校の中学受験の問題や、市販の思考力系の問題に取り組めるといいでしょう。
ここまで勉強のことばかりで少し堅苦しくなってしまいました。湘南高校を目指す上では、遊びも趣味もスポーツも大事です。それはそれでとことんやって、日々を楽しみ尽くしましょう。
最後に、話を聞いてよく笑う子は成績の伸びも良い気がします。幼いうちからいろんな人と話して国語力(コミュニケーション力)を鍛えるとともに、人好きになっていきましょう。
・毎日勉強の学習習慣を手にいれる
・正しい勉強の仕方を身につける
・国語力をつける
・難しい問題や思考力系の問題に楽しみながら取り組む
・遊びも趣味もやる時はとことんやる
・よく人と話しよく笑う
中学1・2年生
さぁ、中学生に入りました。勉強において、中学1・2年生でやることは大きく分けて2つです。
1つは内申をとること。オール5を目指したいです。もちろんオール5でなくても合格は可能ですが、オール5を狙って何事も一生懸命に取り組むことが大切です。内申点の取り方に関しては、『内申点の秘密』の記事を参考にしてください。
学校のワークはなるべくコピーを取って、周回できるようにしておきましょう。苦手な実技は一生懸命に頑張って、かつペーパーテストで点を稼いで、最低でも4を目指したいですね。
もう一つは受験勉強です。受験はゴールが決まっているレースですから、早めにスタートしたものが勝ちやすいです。ここについてはやれるといいことを教科別に説明していきましょう。
英語と数学は予習ペースがオススメです。どちらも、入試問題を解くときには「どの知識を使うっけ?」から考える教科です。「この問題は方程式?連立方程式?二次方程式?どれで解く?」みたいな感じですね。だから入試の演習をやるには、3年間の知識を頭の中に入れることが必要です。学校のペースよりも先へ先へ進められるといいでしょう。また積み重ね科目(次の内容をやるときに前の内容が必要)になるので、なるべく毎日コツコツ進められるといいですね。
それを踏まえて、普段はどんどん予習(自力で読みながらできたら最高。8割ぐらいの理解でオッケー)をし、学校のテスト前に各々の単元を完璧に近付けるような形で進めたいですね。中学3年生の夏前後で実際の入試問題などを利用して総合問題演習が始められれば最高です。
対して理社は単元別に問題が出てくることが多いので、例えば一年の「光音力」をやったら、そのまま入試問題にチャレンジできます。ですから、復習ベースで勉強を進めて、3年生になったときに1・2年生の内容が頭の中にしっかり入っている状態を目指しましょう。随時、入試問題にチャレンジしてみてもいいですね。各単元の雑学まで説明できるようになっておくと入試が楽になります。
国語はちょっと特殊です。学校の国語は暗記教科みが強いので、桃太郎戦法で攻略しましょう。入試における国語は最も重要と言っても過言ではない教科です。苦手な子は早めに読解の練習を積んで対策しましょう。言ってしまえば全教科国語の問題といってもおかしくないくらい、神奈川県の入試では情報処理を含めた読む力が問われます。
また、2年生の後半は3年生の0学期だと思って、意図して勉強時間を増やしていきましょう。
最後に、湘南高校のリサーチも忘れないように。湘南高校の文化祭や体育祭を見学したり、湘南高校の雰囲気や理念を確認・理解しておきましょう。前述の通り、湘南高校はけっこう人を選ぶ高校です。自分に合うかどうかしっかり見ておきましょう。神奈川県には他にも素敵な高校がいっぱいありますしね。
・オール5を目指す
・受験勉強をする
・2年生の後半は「受験生」の意識を持って勉強時間を増やす
・湘南高校が自分に合うかどうかリサーチをしておく
中学3年生
いよいよ中学3年生です。書くことが多いのでここは少し章分けしますね。
5教科対策について
改めて5教科の入試では何点が必要なんでしたっけ?
そうですね、450点です。一教科90点以上ということですね。
ただ、実は教科によって点数の取りやすさが違います。以下は2025年の偏差値別の得点表です。例年同じような感じになります。

ここで注目するのは偏差値70ゾーンです。これを見ると科目ごとの特性が分かりますね。端的に言ってしまえば、上位層にとっては英国は点数がとりやすく、数学が取りにくいということです。
ですから、英語と国語は100点を目指して頑張りましょう。逆にここで点がとれないと大きな差がついてしまいます。注意です。高得点を狙う際には、それぞれ『入試分析』の記事も参考にしてみてください。
前述の通り、英語は早い段階で予習を終えたいです。3年間の文法とその使い方を頭の中に入れましょう。以下の表にメインの文法が載っていますから、一つずつの文法の説明と例文が言えると良いでしょう。

予習を終えたら、そこからは総合問題演習を繰り返しましょう。市販のものでいえば、神奈川県の過去問や全国入試問題正解といった教材で、実際の入試問題に触れられると良いですね。ただ神奈川の過去問題は数が少ないので、やり過ぎに注意です。冬に模試のように使う分を残しておきましょう。詳しくは『過去問の使い方』を参照してください。
国語も入試問題レベルに早めに触れたいです。夏からやっても良いですね。ただ、他県の問題を時間制限設けてやる場合は、神奈川県の問題は文字数が多いので、時間を少し短めに設定することをオススメします。
理想を言えば、どちらの教科も冬にあまり時間を使いたくはありません。なるべくそこまでに高得点が取れるように仕上げておきたいです。冬は英語と国語の読解などを毎日のやることに組み込んで、毎日短い時間でも触れて感覚を忘れないようにできると良いですね。
次は数学です。
英語や国語に対して数学は平均点が低いですね。正答率が10%を切るような問題が多いので、このぐらいの点数に落ち着きます。余裕があったら『数学問題分析』の記事で問題も見てみてください。
ここは目標を80点から70点あたりに設定しておいて、いくつか過去問などを解きながら、どの大問から攻めていくか作戦を立てられると良いでしょう。
配点が大きく正答率が低い難問は、関数、確率、平面図形、立体図形に設置されていることが多いです。自分の取れそうなところから攻めていくようにしましょう。
数学も英語と同様積み重ね教科ですから、なるべく早く予習を終えて、総合問題演習を行いたいです。これまた全国の入試問題など活用できますが、作図問題は(今のところ)神奈川県では出ないので一旦飛ばしてもいいでしょう。一度やった過去問は串刺し形式(関数ならひたすら関数)で解けると理解度が上げやすいです。
最後は理科と社会です。
過去の入試得点平均を見てみても、バラツキが大きく、難易度が読みにくいのが理科と社会です。
この2教科、問題文や選択肢の難易度でだいぶ平均点が上下するんですね。正直そこは読めないです。過去問をやると難易度の違いが掴みやすいと思いますが、もちろん難しい方に標準をあわせて準備を進めていきましょう。
一応目標点数の設定としては、9割前後を。難易度が高くなれば平均点も上がるのでそこは心配しなくて良いです。
各種『分析記事』でも詳しく解説していますが、単元ごとの繋がりが薄いこれらの教科の戦い方は、一つの単元ごとに固めていくことです。
例えば理科なら大きく分けて以下のような単元があります。

この単元一つずつを得意なところから徹底的に固めていくのです。「ここが出たら大丈夫!」というゾーンを増やしていくイメージです。
社会も「世界地理」「日本地理」「江戸時代までの歴史」「江戸時代後の歴史」「政治経済」「公民」と大きな括りで分けることができますから、一つずつ極めていきましょう。
さて、ここまでざっと5教科の入試対策についての取り組み方を説明してきましたが、塾に行かずに勉強を進めているとぶち当たるのは各教科、教材問題です。やる教材がなくなっちゃうというやつです。そういう方がもしこの記事を読んでいらっしゃったら、相談には乗れますので、お気軽にLINEください。
特色検査対策について
次に、特色検査についてです。
まずは目標点数の設定ですね。全県模試さんによると、湘南高校の特色検査の平均点は50-60点前後です。ですから、ここでは60点前後を目指したいですね。高い壁ですが、狙っていきましょう。
特色検査の対策としては、以下の内容がポイントになってきます。
- 英語の読解
- 国語の読解
- 5教科の知識活用
- 実技教科の知識活用
- 思考力問題対策
- 図形パズル問題対策
実技教科の知識活用については、定期テスト時に入試を見越して準備ができると楽になりますね。思考力問題や図形パズル対策に関しては、特殊な教材が必要です。オススメのものをここで挙げておきますね。
各種SPI試験問題
公立中高一貫校過去問
特色検査過去問
特色検査がどういうものかわからないという方は、ちょっと古いものですが『特色検査湘南高校過去問』に目を通しておきましょう。直近のものは解きたいのでまだ見ないでください。
併願校について
湘南高校を受験するときに、併願校も選ぶ方が多いはずです。ここでは湘南高校とよく併願されている高校を紹介しておこうと思います。全県模試さん調べです。
山手学院、桐蔭学園、東京学芸大附属、中央大附属横浜、鎌倉学園、桐光学園etc
こういった私立高校や国立高校も見に行って、雰囲気の違いなど掴めると良いですね。ただあれもこれもとなると入試前が怒涛のスケジュールになってしまうので、そこだけ調整してどこを受けられるか決めれるといいです。
まとめ
ここまで長々とお付き合いありがとうございました。
ただし、これしきの文章でへこたれていては神奈川県の公立高校入試で良い点数は見込めません。なんて、ちょっと圧をかけてみました。
合格とは、格に見合うということ。せっかく目指すのですから、湘南高校の格に見合うように努力をしていきましょう。もちろん途中で道が変わっても、その努力は無駄になることはありません。
そして、最も大事なのは、湘南高校に入ることではなく、その先です。
ただし、そこにおいても、これまでの努力の日々が必ず役に立ってくれることでしょう。
素敵な高校入試、ひいては素敵な人生になりますように。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
湘南高校はもちろん、他の高校も気になるというあなたはぜひこちらもご活用を。

